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僕は家の中、二階の部屋にいる。
ついさっきまで家族がいたはずなのに どこかへ出かけてしまったようだ。
「ドーワ」 階下から男の声がした。
ずっと起きていた気もするが、あるいは その声で昼寝から目覚めたのかもしれない。
(ああ、前にもこんなことがあったな) 大変だと思い、急いで階段を下りる。
内鍵のかかった玄関のガラス戸は閉まっている。
だが、板の間から続く物置部屋の入口の前 暖簾のように吊り下がる板越しに人の姿が見える。
そこから楽々と家の中に侵入できる。
なぜか僕は怒りを覚える。 それも激しい怒り。
ランニング姿の若い男が三人たむろしている。
そのうちの一人の胸を手で突く。 「おまえたちに用はない。向こうへ行け」
言い訳じみた返事をしているようだが 彼らの言葉は外国語のように理解できない。
「あっちへ行け。二度と来るな」 今にも殴りそうな気分。
「ドーワ」
by curatortome
| 2016-07-04 14:09
| 変な話
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